Setouchi Sunrise
瀬戸内に、表現の場所を — Setouchi Sunrise はじめます

エッセイ2026-05-15

瀬戸内に、表現の場所を — Setouchi Sunrise はじめます

アーティスト・研究者・地域をつなぐプラットフォームを始めます。

朝の瀬戸内海は、いつも違う表情をしている。 凪の日もあれば、白波が立つ日もある。島影の輪郭が霞む日もあれば、向こう岸の家並みまで透き通って見える日もある。

「海の復権」という言葉に、すべてが込められている。

北川フラム(瀬戸内国際芸術祭 総合ディレクター)

なぜ、いま、このプラットフォームか

2010年に始まった瀬戸内国際芸術祭は、いまや国際的な現代美術の祭典になった。一方で、芸術祭が終わったあとの「日常の瀬戸内」をどう編集していくか、という問いはまだ多くの余白を残している。

ATARAYO LAB は、その余白に手を伸ばす実験室として立ち上がった。芸術祭の華やかさではなく、その間にある制作・滞在・対話の積み重ねを、エディトリアルの作法で残していきたい。

高松港から見た朝の女木島
2026年5月、高松港から見た朝の女木島

ATARAYO LAB として目指すこと

私たちは三つの柱を立てている。

  1. アーティストの瀬戸内移住支援 — 住まい・スタジオ・助成金・地域コミュニティへの橋渡し
  2. アーティスト×学術研究者マッチング — 大学・研究機関との協働プロジェクトの仲介
  3. アーティストへのブランディング支援 — ステートメント、サイト、海外展開まで伴走

一つ目と二つ目は、瀬戸内のアートシーンを下から支える土壌づくり。短期の収益にはならないが、この場所のアートが10年20年と続いていくために欠かせない仕事だと考えている。

三つ目は、その活動を経済的に支える収益の柱。キュレーターとエディターの視点で、アーティスト一人ひとりの個性を言語と視覚に翻訳していく。

これから

この Journal では、瀬戸内で出会ったアーティスト、研究者、地域の人たちとの対話を、インタビュー・レビュー・エッセイ・レポートとして残していく。

毎月数本のペースで、ゆっくりと。けれど続けることを大切にしたい。これからどうぞよろしく。

タグ

お知らせコンセプト